SIAb.PROJECT

近親姦虐待トラウマからの回復と成長を語り・学び合うプロジェクト

ヒラケトビラコラム

夢叶えても レ・ミゼラブル!? (4)終

いく度下もの苦しい状態に陥っても、あの「底つきした私」と比べると、回復しているのは確かでした。
その違いを確認しながら、それを励みにシェアを続けました。

シェアの内容を嘘やきれい事にまとめた時は、また自分虐めが始まります。
きっと《見栄や欲の為に、嘘やきれいごとを言い続けた私や現家族には戻るな》と、『回復途中の私』が気付かせてくれたのでしょう。
《自分に負けるな!逃げないで向かい合って!独りで立ち上って歩き出せ!》
そんな『強い私』は、戦中に生まれ、戦後の復興の中生き抜いて、自分達の家庭を築いてきた両親から授かったものだということも認められるようになっていました。

このような作業を、主治医と一緒にやり遂げてきた3年間でありました。

この様に、主治医の治療は『自分自身を見つめ、何かを感じ取り、受け入れ、自分の進むべき道を自分で選んで進む力』を患者につけさせていくものなのかと、私なりに解釈しています。
ですから、患者である私も、主治医に頼りきらないで《方向を間違えていないか“助言”を求めに行く》のであり、治してもらおうとは思わないことにしたのです。

私の回復の方法は、例えれば、まず、シェアで“怒り”を放出していくことで、自分の中に“受け入れるスペース”をつくります。
そして、主治医や仲間の話しを傾聴し、そこからや、映画や本からも“栄養になる言葉”を見つけ“吸収”します。
そして、それを分解し“自分の言葉”という新しいエネルギーとして、どこかのキャラメルのように《ひと言で200M!》自分の道を歩む為に消費していくというものです。

『言葉を得た私』は、“自分”というものを冷静に外の世界に向かって表現できるようになりました。

“怒り”によって封じ込められていた感情を自由に表現し、穏やかに日々を送れるようになりつつあります。

《心の平穏》これが私の求めていた本当の幸せなのです。

2010年3月 <医学・看護雑誌への寄稿>

コラム

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