(前回からの続きです・・・) ここから現在の私の視点から振り返ってみる。 屈辱、不安感を伴うような置いてけぼりをされたからといって、蛙への無慈悲な行動とそこに結びつく私の様子は、元から残酷で冷酷で身勝手な性格で、個人の資…
短編集コラム
回復途中 心からこぼれ落ちる言葉を書き留めたメモの数々。
何かを誰かに伝えたくて書いた手紙や文章。
短編集の本棚に並べてみました。
命を奪う夏の思い出(2)
(前回からの続きです・・・) そして次も同じように、日中、一人で置いて行かれた。 この頃にはだんだん状況が飲み込めてきた。私だけが置いていかれ、母親、祖母、親類、妹達は、外出と外食を楽しんでいたのだ。私の存在しない時間を…
命を奪う夏の思い出(1)
VC・アンドリュースという作家が描く小説が好きで、よく読んでいた。 作者のアンドリュースは、人にとって最も恐ろしいことは衣食住を脅かされることだと書いていた記憶がある。特に、食べ物が手に入らない状態に陥ることの恐ろしさに…
N先生への手紙(後編)
小学3年頃から、性虐待と同時に“いじめ”が始まっていました。Hさんがリーダーで、バレーボール(少年団)の時には、ボールをぶつけられたり、物をかくされたり、だんだんエスカレートしてクラス全員が口をきいてくれなかったり、男子…
N先生への手紙(前編)

N先生へ 昨日は、遅い時間に突然の電話でご迷惑をお掛けいたしました。あと、私にはまだ“K先生”というと実感が湧かずに、こうして先生の旧姓で書き出させていただいていること、ご理解ください。電話で大筋のことを話させていただき…