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近親姦虐待の被害当事者たちがつながり・語り・学び合うためのセルフヘルプ・グループです。

麻布十番おでん日記コラム

[2009年03月19日]

あるがままを伝える

“今日は何の日?”で、1968年の今日亡くなった、中村久子さんのことを取り上げていたのを、最後のほうだけたまたま見ることができた。(中村久子さんの生涯が映画化されていたのでURLをUPリンクさせていただきました)

継父に見世物小屋に “だるま女” として身売りされた彼女が、ヘレン・ケラーと出会い、
『自分の話しをして、世の中の人に何かを伝えよう』と、日本中を公演して廻っていたそうだ。

ある日、違和感を覚え、聴衆が自分のことを“偉い”とか“スゴイ人”と褒め称えて、いつのまにか、自分が言わんとしていることが、全然伝わっていなくなっていたことに気づいた。
そして、それは自分が “人に教えよう”という “おごり”があったからだということに気づく。
そして、彼女はまた、見世物小屋に戻る。

このことが、私の胸に鋭く響いた。
いつの間にか、私も人に “教えよう” “伝えよう” と、焦っていたのかもしれない。

私は、そんなことをする必要はないはず。
今は、自分を労わって、やるべきことをやればいいだけのはず。
傷ついた事実のことを話し、“自分に優しく”してあげればいいだけ。

母に対しても、“解って”とか “そう感じて”と伝えるのではなくて、正直に自分のことを手紙に書こう。

私の心をそのまま書こう。

*備忘録:Mちゃん トマト缶で手を切って3針縫う
自分の記憶を全部書き出して見よう

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