久しぶりに 夫と大げんかをした日
以前、ケンカをした時の 「何もできないくせに!」 と私が言ったことを、ずっと根に持っていたようだ。
「どれが本当のお前なのかわからない」
夫が私にそう言った時、声が出なくなった。
でも、がんばって伝えなきゃ、言わなきゃと思ったら、やっと口に出せた。
「どれもわたし。 全部わたし。 目の前にいるのがわたし。」
なんだか、その言葉が出せたら 肩の荷が下ろせたような気がした。
その後、夫が何度も 「物を投げろ!」 とか 「あばれろ!」 とか言ったけれど、心のどこかで 《もう そんなわたしじゃない》 と思えていた。
「お前が自助グループやフォーラムとかで どんな偉そうなことを言うのか見てみたい」
そう 夫にイヤミを言われた時、自分にもそれに注意しなきゃという気持ちや、そこを恐れている部分があることを、キッチリと自覚できた。
「私は偉そうになんかしていない。
私の感じたことを ただ言葉にするだけ。
それを聴いて いろいろ感じるのは私の責任じゃない。
聴いて 感じて 考えるのは その人自身なんだから」
と言い返せた。
私はちゃんと理解できている
でも、そこが一番不安だったのかも
だから その後 大声で泣いたんだと思う
「だから人がきらいなんだ〜!!!」って