SIAb.

近親姦虐待の被害当事者たちがつながり・語り・学び合うためのセルフヘルプ・グループです。

麻布十番おでん日記コラム

[2010年04月25日]

世の中に出て戦っている強さ

JUSTアディクションフォーラム 2010の日

今日は、フォーラムでスピーカーをつとめた。
『○—トをつなごう』の撮影も入った。

昨年は、フォーラム後のスピーカーの方たちや主治医の打ち上げ会でお料理を運んでた。

人生は予測不可能だと改めて思った。

その時のゲストの方も来場してくれていて、控え室で少しお話ができた。

人間だ。
話しをしていると、その人たちも私もなんら変わらず、人間だ。

でも 努力している。

お金を稼ぐために、生きていくために、家庭を守るためにプライドを持って生きる努力をしている。

豊富な多方面にわたる知識という基礎や、人間の繋がりというものを大切にする、強いパワーが根っこにある。

そして何よりも、実際に世の中に出て戦っている強さがある。

それらが有る無しの違いが、私がIさんに感じた違和感?だったのかもしれない。

引きこもりが悪いというわけではない。

けれど、その苦しみと戦っていない人たちが主張するいろいろなことが、実際に世の中に出てその苦しみと戦っている人たちにとっては、理解はできるが違和感?を与えるのは仕方がないことなのかもしれない。

だって、私も、《ズルい! 私だって引きこもって暮らせるなら 暮らしたい!!》という、嫉妬なのだろうか?そういう気持ちが、どうしたって湧いてくる時がある。

これが 主治医の言っていた “権利” なのかな…

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