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近親姦虐待の被害当事者たちがつながり・語り・学び合うためのセルフヘルプ・グループです。

麻布十番おでん日記コラム

[2008年08月13日]

寂れ果てた故郷

2日連続の定休日。朝、3人でいつもの公園を散歩。
ミックス犬Tちゃんのパパとお話した。

10年近く、お母さんの介護をした話しとか、Tちゃんが死んだ後の心配の話しとか、深い話しをした。
いつも明るいTちゃんパパだけれど、他者って話しをしてみないと、ホントわからない。

お昼過ぎに家を出て、実家の方に向かった。

実家の最寄り駅の近くの、母との思い出がいっぱいある喫茶店で、何十年か振りに、いつも食べていたハンバーグセットを食べた。

味は変わっていないような気がする。
でも、あの頃、すごくきれいだったパネルの写真も色あせて、食器も100円ショップで売っているようなものを使っていて、何だか全体的に安っぽく、古ぼけた感じがした。

いい勉強になった。
店は、手を入れなければ、死んでしまう。

ソースをこぼしてしまったので、シャツを買いに、あの頃よく買い物をしたイトーヨーカドーに行ったら、びっくり!!
選ぶ服がない!おばあちゃん達向けのものしかない。
後で知ったのだけれど、近所にSATYができたそうで、若い人達はそちらに行くそう。

駅の周りも地上げの影響なのか?空き地ばかり。
高校生の頃、憧れだったファッションアーケードも、空き店舗ばかりで寂れてる。

何をして夕方まで時間を潰していいかわからない。

ここにいたら、自分が寂れていきそう。

あの時、東京に出てよかった・・・

夕方、中学時代からの親友sちゃんと、その娘のMちゃん(9歳くらい?)と居酒屋行った。

Sちゃんが、居酒屋で逆ナンパした話しとか、酔っ払いながらMちゃんにあーだこーだ言っていたので、いいのかなぁ~?と思ったので、Sちゃんがトイレに行った時に、Mちゃんに「こういうお母さん見るの嫌なんじゃない?」っていったら、涙を浮かべた顔をしていたので、「だったらお母さんに、その気持ち伝えよう。」と言ったら、「うん」と言ってくれた。

この時、私は、自分に向かって言い聞かせていたような気がする。

あと、何かが、心に生まれたような感じがした。

夜中、寝つけづにいたら、Mちゃんも起きていて、2人でビジネスホテルの窓から、車を見たり、Mちゃんの好きな男の子の話をしたり、Sちゃんと旦那さんの馴れ初めを話してあげたりした。

楽しかった。

 

 

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