明日の夜、NHK EテレのETV特集で『トラウマからの解放』というドキュメンタリ番組が放映されます。
『薬が効きづらいうつ病や、摂食障害などの複雑な心の病、自傷行為・薬物依存などの問題行動の背景に、性虐待や性被害の心の傷・トラウマが深く関わっている場合が多いことが、最新の研究から明らかとなっています。』
(やっとかよ・・・)という思いもありますが、いろいろな治療方法が取り上げられるそうなので、参考にしてみるのもよいかも!!ということでご紹介です。
2013年9月14日(土) 夜11時
【再放送】2013年9月21日(土)午前0時45分 ※金曜日深夜
仲間との語り合いでもよく話題に上がるのですが、治療法や治療機関は、いろいろ試してみるのもありだと思います。
カウンセラーさん、自助グループについても、同じようなことがいえると思います。
私も、精神科は2回変え、精神科医は4人の方に見てもらった経験があります。
最初の精神科医院で、『不眠の原因について、もっと突っ込んで診察して欲しい。』と感じ、自分の被害体験を真剣に聞いてくださる治療を受けたくなりました。
その後、カウンリングを受けるという道を選択しましたが、もっと専門的な治療をしていただきたくて、現在の主治医に辿りつきました。
その時の自分が、この人だ!と思ったら、その先生に見ていただいて、ちょっと違うなぁ~と思ったら、他の人に変えてもらったりする。
要は、『自分に選択する権限がある、ということを自覚する』ことが大切なんだと思います。
心意的症状についてもそうだと思います。頭が痛かったり、体の右半分が痛かったり、胃潰瘍になったりと、多分みなさんもいろいろな問題を抱えていると思いますが、まず、それを我慢しないで、受け入れることから始めてみては?
私は、常に片頭痛と右半身痛が酷かったのですが、耐えるという癖がついていたせいか、痛みや不快感を感じている自分に厳しい態度をとってしまいがちでした。
でも、『もう我慢しなくていいんだ。自分の気持ちに正直になっていいんだ。』と思えたころから、『身体的症状にもそれぞれ原因があるのだから探してあげよう。』という気持ちになれたのです。
諸症状をありのままに受け止めて、それを元に自分で調べたり、病院で検査を受けてみたら、ドライアイと副鼻腔炎が大きな原因と解り、その治療をするとでだいぶ楽になりました。
確かにそれ以外にも、幼少期の性虐待の後遺症と思われる、緊張型頭痛であったり、自律神経失調症や頻繁に起こる胃潰瘍なども残りましたが、ヨガをやって緊張を解したり、クリニックでの治療のおかげで、少しづつ身体症状も緩和してきました。
体が少し楽になり始めると、心の治療にも集中できるようになりました。
もし、いろいろ迷い始めたら、
否定しないで、今の自分の状態を自分で受け入れてあげる。
自分がどうしたいのかを考え、それをやる、やらないの決定権が自分にあることを自覚する。
あらゆる治療法や治療機関、支援活動に繋がるか迷った時にでも、よかったら思い出してみてください。