久しぶりに、映画『ハンナ・アーレント』を観ての感想です。
友人から勧められるまで、その人の名を聞いたこともなかったので、「誰?」と思いながら見始めたのですが、すぐに引き込まれていきました。
次々と流れる字幕には、優しさと誠実さと力強さが染み込んでいて、鼓動が大きくなっていくのを感じました。
ガマンできなくなって、なんども早戻しと一時停止を繰り返し押しながら、時には文字お越しをしながら、じっくりと味わいながら観ました。
今年の5月に、このブログにコメントを書いた、『アクト・オブ・キリング』という映画を観たときの衝撃と虚しさ、全体的に流れる黒澤明監督の『七人の侍』にも通じるテーマ、そして何よりも、私たちSIAb.の創りあげた動画『SIAb.Project 2013年度 ツナガル・カタル ダイジェスト版』の中で語られていることと同じ風が流れていてると感じました。
ぜひぜひ じっくりと味わいながら観ていただきたい映画のひとつです。