今回の 『凹らの時代 Series3-6』 からフェローシップ(分かち合いの)の時間に移っていきます。
いつもは、持参のお菓子を持ち寄りながらなのですが、撮影の邪魔にならないようにガマンでした(・.・;)
シェア・ミーティングが終わり、休憩中の話題から、友人に近親姦虐待のことを話した時のことや、両親との関係、撮影した頃にニュースで取り上げられていた事件についてと、どんどん広がっていきます。
話しの中に出ていた、がん治療に対するMDTによる治療や緩和ケアについて、ざっくりまとめると左の図のような感じです。
患者さんやご家族のみなさんを、内科医、外科医、看護師さんだけでなく、ソーシャルワーカーさんなどなどが、治療や緩和ケア、そしてサポートするシステムです。
すでに、「患者(当事者)とその家族を孤立させない取り組み」が、組織化され始まっているのです。
詳細はこちらのページを見ていただけると解かり易いと思います。
がん研有明病院 緩和ケアセンター
http://www.jfcr.or.jp/hospital/department/clinic/central/palliative_care/index.html
聖路加病院 がん相談支援室
http://hospital.luke.ac.jp/guide/cancer/
聖路加国際病院ブレストセンター
http://www.luke-bc.net/team.html
さて、後半、私「けいこ」が、このことについて話している部分が解かり辛いので、ちょっと補足させてください。
話しの内容は、2014年7月に起こった長崎の事件のことから始まります。
事件を始めて耳にした時に感じたこと。
2014年7月5日に放送された、TVシンポジウム「私の痛みに向き合って~がんと生きる 心とからだ~」を見て考えていたこと。
自助グループを続けてきた中で、考えてきたこと。
それらのことと、近親姦虐待当事者たちへの治療やケア、サポートの現状などが混じり合って、湧いてきた感情や疑問などを話しています。
近親姦虐待や性暴力被害に対しても、MDTによる治療や緩和ケアのようなもがあってもよいのでは?というか、あるべきなのでは??
私たちだって、同じようなたくさんの問題を抱えているのに…
身体的、精神的、社会的、スピリチュアリティー…たくさんあり過ぎ(-_-;)
がんの患者さん達に対する取り組みは、ここまで進んでいるのに、なぜ、近親姦虐待の問題は、未だ世間的に伏せられた状態になったままで、多方面からのサポートが受けられていないのか?
医療側、司法側、警察側、支援側…それだけの問題なのだろうか…?
そんな思いを込めて語っています。
ところで、今回はご紹介できませんでしたが、近年、性虐待問題や性暴力被害への支援を行っているさまざまな機関も、MDTでの取り組みが検討され始めています。
いつか、まとめて紹介できればな…と思っています。
とにかく、世の中、変わり始めてます(^^)