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近親姦虐待の被害当事者たちがつながり・語り・学び合うためのセルフヘルプ・グループです。

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【イベント報告】初のSIAb.主催の勉強会『近親者からの性虐待被害について考える~当事者と支援者の対話から始めよう~』を開催しました!

🍀 2016年度ボランティア・市民活動支援総合基金「ゆめ応援ファンド」助成事業

2017年2月5日()に初めてのSIAb.が主催する勉強会形式のイベント『近親者からの性虐待被害について考える~当事者と支援者の対話から始めよう~』を行いました。

🌸イベントの様子を紹介し報告させていただきます。

当日は、家庭や子どもの支援に携わる方や、近親姦虐待感問題について関心を寄せている方など、15名の方に参加していただきました!

まず、開会の挨拶とSIAb.の活動内容をまとめた動画を見ていただき、そのあとにSIAb.メンバー3名がそれぞれの体験談を発表しました。

終了後、みなさんにアンケートの前半を記入していただき、感想や質問などを書いていただきました。

そして、ここでTea Time☕️

児童福祉を旨とした法人が運営する「シモキタトナリ」さんの美味しい生チョコや焼き菓子、山形産だだちゃ豆のディップや焼きたての自家製プチパンをいただきながら、参加者同士、会話を楽しんでいただきました。
すべて美味しくて大好評でした
(^ ^)

後半は、まず書いていただいた質問からできるだけ多くピックアップして、SIAb.メンバーがそれぞれの考えでお答えしました。

そのあと、SIAb.のメンバーを1名を含む、6名ずつ3組に分かれて感じたことや感想を語り合うワーウショップを行いました。
それぞれのグループでより深いはなしができました。

最後に、ワークショップの内容を全体で共有し、参加者全員から感想をひと言ずついただきました。

難しい題材でしたが、実際に支援者として直面されているからこその真剣みや、この問題を理解し、好意的に聴いてくださる方々の姿勢が、とてもいい場の空気感をつくりだしていました。

また、Tea Timeを挟んだことで会自体が和やかに進み、参加していただいたほとんどの方に満足していただくことができました。

🌸SIAb.の活動報告や体験談を聞いて、以下のようなご感想をいただきました。

 性的な被害そのものだけでなく、善悪で割り切れない加害者や家族への複雑でアンビバレントな感情があることを知った。

 当事者の方の体験談を聴いたことで、今までの知識が繋がりを持ったり、ふくらみを持ったりするように感じた。

 性虐待を受けている(いた)と認識するまでに時間がかかることがわかった。

 性虐待の被害が心身や家族関係にも、長期にわたって影響する恐ろしさを感じた。

カミングアウトの難しさを感じた。

 語るまでの時間を待つことの大切さを感じた。

語ることをしない被害者の方々の抱えているものを考えるヒントをいただいた気がした。 

 支援者や教育関係者は、問題の「解決」を目指すが、その経緯や背景を見ていかなければならないと感じた。

身体への侵入だけでなく、精神的な侵入についても考えさせられた。

同じ体験をした仲間が語り合える場の必要性、重要性を感じた。

性虐待を受けた子どもたちのその後については、もっと知られるべきだ。

いただいたご意見やご質問から学んだこと、気づいたことを、今後のSIAb.の活動に活かしていきたいと思います。

参加してくださったみなさま、本当にお忙しいところどうもありがとうございまいした。

SIAb.メンバー一同

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