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近親姦虐待の被害当事者たちがつながり・語り・学び合うためのセルフヘルプ・グループです。

麻布十番おでん日記コラム

[2008年08月14日]

近親姦問題について 初めての両親との対話

実家に行って、両親と初めてこの問題について話した日。

Sちゃんに実家まで車で送ってもらった。
ちょうど、兄家族がキャンプに出発するところだった。
車の中にいる兄の子どもたちの顔が、以前よりキツイ顔つきになっていた。

その時、また、心の中で何か感じていた。

兄とは笑顔で話せた。

父と母と3人きりになった。

予め、電話で今回の帰省の用件を話しておいたので、母が話しをそちらに振ってくれたおかげで、父に向かって話し始められた。

父は謝ってくれたけれど、感情の伴っていないようなものだった。
確信に触れると「もういいでしょうよ・・・」とも言われた。

いろいろ訊いたけれど 私の記憶と いくつかズレがあった。

私は想像していた程、取り乱さなかった。

昨晩と、さっき兄との間で感じた、何かが、私を冷静にしてくれているような気がした。

「この子達を不幸の連鎖に巻き込みたくない」

「私達で終わりにしたい」

後で振り返ってだけれど、そういう気持ちだったような気がする。

考えて用意していたわけではないのに、自然に「お父ちゃんとお母ちゃんが回復しないと、私も回復しない」と2人に向かって言っていた。

11:00~13:00の滞在だった。

「夜までいれば?」と言われたけれど、それ以上、居ても良くないと思ったので帰ることに。

バスも廃線になってしまったので、両親に車で駅まで送られる事になった。

駅のホームからクリニックの仲間のOさんとKさんにメール。

姉とSちゃんにも電話。

心が晴れていた。

深い青の真ん中にいる自分から、波が生まれて、どんどん明るくあったかい色に変わっていくイメージが浮かんだ。

主治医に『よくやったね』と頭を撫でられているイメージも。

夫に「ただいま~!!」って抱きつくイメージなど、次々に浮かんで、それだけですごく幸せになった。

 

 

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