昨晩は予約がなかったので、店を休みにしてもらった。
本当にゆっくりと休めた。
昨日だからゆっくり休めたのだと思う。
一日でも前だったら、いろいろ考えてしまって休めなかっただろう。
『時間(とき)が癒してくれる』と、よく云うけれど本当だ。
今朝は久しぶりに暖かくて、とても気持ちが良かった。
心があったかくなった感じがした。
そのせいか、私の心もあったかくなったのかもしれない。
今朝は、父のことを『もう赦そう』と思えた。
私は、自分の欲というものを、全部出せたのかもしれない。
もう、過去のことを自分の思い通りにしようとは思わない。
ただ私がそう思っても、多分、父はきちんとその事を認めて、私に対して自分なりの行動をとらない限り、一生私に怯えるだろう。
私は、父が行動を起こすのを、じっと待つだけだ。
私から、もう、何もしようとは思わないし、何も望まない。
ただ、願うだけ。
祈るだけ。
「どうか自分を生きて下さい。」
それに、私もまた否定されるたびに傷つくだろうから、それは避けたい。
私は、やっと加害者的な立場に立てた気がする。
他者を苦しめることが、どんなに苦しいか理解した気がする。
私は偉くもないし、強くもない。