『封印された叫び―心的外傷と記憶―』斎藤学著を読み終える。
『このように過酷なまでの「母」の破砕を要請する母とは、その子に「質の高い謎」をかけた母である。マルセル・プルーストに、あるいはヴァージニア・ウルフに見られるのは、こうした「謎の母」の秘密を解き明かそうとする限りない熱意である。』(P.316)
を見て、主治医が「手紙を書いてみたら?」と言ったのが解かったような気がする。
あと、『訪ねるべき人を訪ね、尋(き)くべきことを尋け』(P.337)
という言葉を見て、中学2年間の担任(女性)にTel.をした。
クラスメートが現住所と連絡先を教えてくれたので、それを頼りに・・・
N先生は、私のことをよく覚えていたけれど、母の言う“呼び出し”のことは覚えていないと言った。
(*追記:“呼び出し”とは、生活指導の先生が私の家庭に何か凄い問題があると感じて、同級生の父でもあり待ちの有力者の家に父を呼び出して何かを話した-と、それから数か月して私に漏らした言葉だ。ただ、この母の言った言葉は、この日記を書いてしばらく経ったとき、母自身から否定された。)
後日、手紙を送ってみようと思う。
N先生も何か思い出しているかもしれない。