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近親者からの性的虐待の被害当事者たちがつながり・語り・学び合うためのセルフヘルプ・グループです。

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何もできないけれど、側にいる。

昨日、録画したテレビ番組を2本見ました。
ひとつは『八重の桜 第35話』、もうひとつは、『BS-TBS 日曜特番ドキュメンタリースペシャル「シャッター 報道カメラマン 空白の10年」』

どちらも、過去に起こった辛い出来事や、己の犯した過ちを受け止められず苦しんでいる姿と、それを支える周りの人たちを映していて、感情移入しまくりでした。

正直、『八重の桜』は、第29話までは、勝つか負けるか、生きるか死ぬかのお話で、正直あまり見ていたくないものだったのだけれど、第30話「再起へ道」からは、身につまされるような内容になってきて、毎回、じわ~っと涙が溢れてきます。

昨日放送の第35回の中盤で、

新島襄が「向き合った方がいい。辛くても。三郎さんや会津の大切な人たちが亡くなったことを、あなたがしっかりと受け入れなければ、亡くなった人たちは安らかに眠れません。あなたの心の中の戦も終わりません」と言うと、

八重は「あなたに何がわかるのですか!」と怒りの声をあげました。

すると襄は「わかりません。私は三郎さんも会津も尚之助さんのことも知りません。あなたの代わりに悲しむことはできません。できるのはただ悲しむあなたのそばにいることだけです。」と・・・

ドキュメンタリ番組の中の五味さんの10年間にも、彼の生活を支え、共に生きてきた家族や、事件のあった5月1日に、何も言わず隣で一緒にシャッターを押す大先輩、そして、『何の為に』かはっきりわからないまま、彼の10年を撮り続けた元同僚の存在がありました。

『何もできないけれど、そばにいる。』

それは、当事者の為でもあり、自分の為にでもあるけれど・・・

『過去どう乗り越えていくか?』という点で、ドラマも、その後見たドキュメンタリ番組も、ほぼ同じようなメッセージが含まれていたのには、なんとも温かい気持ちになりました。

五味さんが起こしてしまった事件は、取り返しのつかないことで、遺族や傷をおった当事者の方々の思いも様々であろうけれど、私個人の思いとしては、悶えながら生きて、悶え苦しむ五味さんの目を通した様々な世の中を、写真を通して見せて欲しいと思いました。

それは、彼にしか出来得ないことだから。

 

 

 

comment(2)

Comment

  1. 神戸 金史 より:

    番組の制作者です。このようなありがたい感想を書いていただき、とてもうれしいです。ありがとうございました。

    • けいこ より:

      こちらこそ。ありがとうございます。いろいろ気付きをいただきました。
      私は、個人的に、五味さんの奥様に、とっても大きくて強い、そして大切なことを感じとりました。
      あと、お子様たちとの関係性の模索。
      正解はどこにもないかもしれないけれど、お互いへの思いやりが伝わってきて、じんときました。
      すてきな作品をありがとうございました。
      けいこ

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